採用コラム column

2021.02.20
採用動画を作るポイントは?

なんとなく5G時代到来や動画ニーズの高まりなど、皆さんも感じられているところだとは思います。動画による情報提供のニーズはコロナ禍の影響もあり、急速に高まっています。
一説には、インターネットを見ている時間の約7割は動画を見ているとも言われています。
また、現在は気軽に視聴ができる環境が整備されており、もはや若手だけでなく、各世代で活用されている状況です。

今後は5Gサービスの普及によりより一層動画ニーズは高まり事業活動、採用活動でも間違いなく必須になることが予想されます。

 



<目次> 
1.採用動画とは?
2.採用動画を作成するポイント
3.採用動画を活用するメリット

 

1.採用動画とは?
 採用動画はその名の通り「採用」に活用するための「動画」です。漠然としすぎていて、イメージがつかない方が多いと思いますが、「応募者に向けて、会社の説明をするため動画」であり、これまで会社説明会で伝えていた内容を動画に落とし込んだものと考えていただければと思います。

大きなポイントは、動画の目的が「採用」にあるという点です。

自社の動画を既に持っている企業はいらっしゃるかと思います。しかしそれは営業的要素が多く、自社の沿革や、商品紹介、技術紹介などで応募者が見ても、刺さらない内容の動画になっていることが多いです。それはそうですよね、そもそもの動画を作成した目的が違いますから。

ですので、自社の採用活動を成功に結び付けるためにも、自社の魅力を求職者が感じられるような採用に特化した動画を用意することは今の採用難時代において、必須になると言えるでしょう。

 


 

2.採用動画を作成するポイント
●目的を明確にしましょう!
採用動画を作る際は、まず目的を明確にするようにします。
「採用」と言っても、「認知拡大」「興味喚起」「理解促進」の3つに分かれます。

A)認知拡大:とりあえず会社の認知・知名度を増やしたい
B)興味喚起:興味を喚起して応募者数を増やしたい
C)理解促進:理解を深めてモチベーションの高い人材を採用したい

 動画を作る目的によって動画の方向性や、情報の具体性が変わってきます

A)目的が認知拡大
→会社の情報よりエンタメ系の動画やドラマのような動画が向いているかもしれません。

B)目的が興味喚起
→昇給のしやすさや休日制度の充実など、入社するメリットを訴求した方がいいでしょう。

C)目的が理解促進
→企業の理念などに共感してもらう動画が向いています。

また、とりあえず今年の採用数を増やすのか、来年以降も同じ動画を長期的に活用するのかなども決めておくといいでしょう。
そして、目的だけでなく、欲しい人材を明確にすることも大切ですね。
例えば給料がいい、休みが多い、仕事は難しくないとアピールしても、場合によっては求めていないタイプの応募者が増える可能性があります。
ミスマッチを出来る限り減らし、求めている人材をしっかり採用するために、ターゲットに合わせて動画を作ることがとても大切です。

●応募者の目線になる!
求職者の応募を増やすためには、応募者の目線になることも大切。
学生や求職者が何を知りたいのか、何を不安に思っているのか?を考えて動画を作ることで、より刺さる内容になります。

学生が会社に求める条件は、「成長できる環境」「良好な人間関係」「福利厚生の充実」などが主流であるため、こちらの内容の動画を作成していきましょう。

 


 

3.撮影時の注意点は?
採用動画の作成において、撮影時の注意点を知っておくことは重要です。
特に採用動画は実写で作られることが多いため、役者を起用するかどうかを確認しておく必要があります。
基本的には自社の社員を使うほうが出演料も抑えられますが、企業のイメージに合った役者を起用ことも一つの手です。
撮影に慣れていない社員さんを起用すると「表情が硬い」「棒読みになってしまう」など、応募する気が失せてしまい、逆効果のリスクがあるため、注意しましょう。動画は写真と違い、雰囲気やふとした表情など、全てが出てしまうので、もろ刃の剣的な部分があるということは否定できません。

逆にプロの役者であれば社の魅力も生き生きと伝え、良い印象を与えられるので、動画のクオリティが格段に上がります。
しかしコストの課題がありますので、追加撮影がないかどうかの確認も必要です。

撮影が終わってから「この場面も撮りたかった」「こんなメッセージも追加したかった」と思っても手遅れです・・・。
実写動画の場合、撮影機材やスタッフを再び召集することはコスト的に困難な場合が多いので、基本的に撮影は一発勝負と認識し、追加撮影がないよう事前の段取り、打ち合わせを入念にしましょう。

 


 

4.採用動画を活用するメリット
●アプローチできる人材が増える
Web上に採用動画を掲載すれば、一定の説明品質が担保出来、いつでもどこでも自社の情報を得ることができるようになるため、今までのリアル領域の施策では難しかった遠方に住む方にもアプローチが可能となります。
新型コロナウイルスの影響で、U・Iターン転職を考えているような方に対してのアプローチとしても有効な手段となります。

●伝えられる情報量が増える
今まで活用してきた、会社案内やパンフレットでの文字、画像情報だけでは伝えきれなかった会社や社員の雰囲気を伝えることができます。
自社の魅力を伝え、他社との差別化を図るためにも非常に効果的です。

●人員や工数の削減
これまで毎回会社説明会のたびに、説明スライドや原稿を準備したり、当日に向けたリハーサルを行ったり、多くの人員や、準備工数がかかっていたかと思います。
採用動画は作成の際に少し時間はかかりますが、一度作ってしまえば一定期間は活用できるため、大幅に効率化を図ることが期待できます。

 


 

以上、今回は採用動画を作るポイントをまとめてみました。
ぜひ御社の採用動画作成に活かしてくださいね!

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