採用コラム column

2021.01.22
高校生向けインターンシップの進め方!

高校生向けインターンシップの進め方についてご紹介します。

インターンシップとは高校生や大学生が一定期間企業や事業所等において、実際に仕事を体験することです。
この点において高校生と大学生のインターンシップに大きな違いはありません。
けれど、高校生のインターンシップには、独自の目的や特徴があるため、以下でご紹介いたします。


目次
1.高校生向けインターンシップの概要
2.高校生向けインターンシップのメリット
3.高校生向けインターンシップを実施するために

1.高校生向けインターンシップの概要
高校生向けインターンシップは、企業(事業所)が産学連携により高等学校教育への援助・協力として実施する点に大きな特徴があります。ですので、企業(事業所)が高校生のインターンシップ生を受入れることは、労働力の補充や利潤追及などを目的とするものではありません。大学生のインターンシップとはこの点が大きく異なります。
社会貢献や社会的責任を果たすことを目的としており、日本社会の次世代を担う人材を育成することに重点を置いた一種のボランティア活動です。
そのため、原則として双方とも無報酬で行うことになっています。一つの勉強のプログラムと考えて頂ければと思います。


2.高校生向けインターンシップのメリット
高校生のインターンシップを受け入れることは、企業(事業所)にとっても相応の負担が生じますが、以下のようなメリットが考えられます。

● 職場の活性化と社員育成教育への活用
受け入れ企業の社員がインターンシップ生を指導していく過程において、普段と異なった視点で自らの仕事を見直す機会が生まれます。
また、社員がこれまでとは異なった緊張感や刺激を受けることにより、社内全体の雰囲気も活性化し、社員の仕事に対する意欲の喚起や管理能力の向上につなげることができます。
さらに、インターンシップを「新入社員教育のシミュレーション」として位置づけることにより、新入社員教育を効果的に行うこともできるとともに、職場環境や安全管理の見直しなども期待できると考えます。

● 企業(事業所)のPR効果とイメージの向上
インターンシップ受入実績企業(事業所)として、受入れた生徒・保護者及び高等学校を通じて企業(事業所)の認知度を高めるPR効果が期待できます。
また、学校に協力的な企業(事業所)として社会的なイメージの向上が見込まれます。

●産学連携
インターンシップを通じ、高等学校との連携を図る機会が生まれますので、時代時代に即応した産業界のニーズを教育の現場に直接伝え、学校教育に素早く反映させていくことが可能になります。
また、インターンシップの教育効果によって、産業界に寄与し得る人材が育つとともに、高校生やその保護者が地元の企業(事業所)や職場を知ることにより、地元企業(事業所)の見直しや自社の発展、産業界全体の活性化につながることも期待できます。
他にも、高校生の斬新な発想を製品開発や企業(事業所)経営に有効に生かすことなども考えられます。


3.高校生向けインターンシップを実施するために
高校生向けインターンシップを実施するために必要なことを以下でご紹介いたします。

●企業(事業所)内での組織づくり
インターンシップ受け入れにあたって、企業(事業所)内に、その詳細を検討する受入事務局などの組織を設置し、受入準備を進めます。
この受入事務局などが中心となって、インターンシップ受入可能時期、期間、人数、役割分担、インターンシップ・プログラム等の検討及び学校との対応等を行っていきます。

●学校との事前打合せ
インターンシップの実施にあたっては、事前に学校側の担当先生と、細部の打合せや微調整を行う必要があります。

インターシップの実施には実施期間中のインターシップ・プログラムが必要になります。
プログラムは、まず、受入事務局などで大まかな日程や作業内容、時間配分などについて検討し、骨格を組み立てます。

次に、細部について直接指導に当たる受入担当責任者や指導担当者が検討し、プログラムの基本が完成します。
最後にもう一度、受入事務局などで確認し、企業(事業所)として責任あるインターンシップ・プログラムが完成します。

インターンシップの目的をしっかり把握し、実施内容が不明確なものにならないよう注意する必要があります。
また、学校と調整する必要があり、生徒に熟知させるためのガイダンス等が必要になる場合もあります。


高校生向けのインターンシップのご紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか?
ご紹介した通り、企業側にも多くのメリットがあるため、積極的に開催していきましょう!

Copyright©姫路採用.Labo ALL RIGHT RESERVED